2022年5月24日火曜日

中医学の五行論では【日本の梅雨】は?<前半>

 こんにちは。
梅雨入り前だというのに雨が多い毎日で、洗濯物のタイミングが気になる今日この頃です。
自分が子供のころとは違うよね?梅雨前にこんなに雨続きじゃなかったし、ゲリラ豪雨なんて、南国みたいじゃない???
とにかく、湿度が高くって、だるいような、頭が重い日もあるような。

明らかに日本の気候も温暖化で変わってきていると感じます。
私は社会人になった直後から海外に出て、長期間暮らしていたのですが、そこが所謂、南国の国、熱帯気候の地域ばかりでした。その後、10年以上経って日本の生活に戻った時には、日本の、東京エリアの気候も凄く変わったと明確に感じて、ちょっとビックリしたことを覚えています。

 つまり、前置きが長くなりましたが、漢方学を含む【中医学】の基、五行論っていうのも、環境の変化に伴って、歴史的に変遷していくものなんだなあと、改めて思います。
地域、気候、時代に適合した【中医学】、【漢方学】の知識が必要とされるわけで、今までの【五行論】の型に当てはめて考えてばかりでは対応できないな、より勉強せねばと思います。
そんなことばかり考えてると“ハゲるよ、漢方学は沼なんだから”と
言われるのも納得( ;∀;)


 そもそも【中医学】の【中】とは中国の【中】かなと、昔は単純に考えていました。
【中】は、中原(ちゅうげん)から。
中原とは、中華文化の発祥地である黄河中下流域にある平原のことで、古代中国の中心地であった現在の河南省一帯を指していました。
中国人の先生によると、狭義では、漢民族の支配する地域の代表的な場所ということで、【中医学】とは漢民族が積み重ねてきた伝統的医学ということだそうです。

この地域では夏に雨が集中し、夏の後半の長引く雨を【長夏】といいます。
五行論では、木(春)→火(夏)→土(長夏)→金(秋)→水(冬)とされますが、日本の梅雨が【長夏】に当たるため、土(長夏=梅雨)→火(夏)と順番が入れ替わります。

中国は壮大なスケールの国で、気候も其々。自然の恵み、育つ薬草の種類も違うし、どんな医療や薬が必要かという需要も異なります。
まして、日本はもっと違いが大きいわけですから、昔の型、一般的なパターンに捕らわれすぎず、今の自分に合う漢方薬や健康法に出会うことが大切だと思います。

では、それって???
➡<後半>に続く

#漢方学 #中医学 #むくみ #梅雨 #湿邪 #長夏

0 件のコメント:

コメントを投稿

冬の養生『ブラックトルマリン石のホットストーン』でパワーアップ!

 この冬は『ブラックトルマリン石のホットストーン』を体験してみませんか? ポッカポカの黒い石、鉄を含む濃厚な質感をホットストーンとして取り入れられたら。。。。ということで、なかなか入手困難な、マッサージに適したサイズのブラックトルマリン石を現地から買い付けいたしました。 この冬の...