昨日、「左腕が動かない、2日後にダンスの大会だから何とかしたい」と飛び込んでいらした方がいました。
動診をしてみると、左腕の上腕が引きつった感じがして痛み、肩より上に上げることができない、左肩も体の真横より後ろに反らして引くことができない状態でした。
右腕は何ともありません、普通に動き、痛みもありません。
腕の付け根である肩、肩甲骨の問題の原因は、首から肩にかけて、背中上部などと連鎖しているケースが多く、体全体のバランスに関係しています。
今までも数回にわたって治療に通っていて、数日前も施術を受けたとのことで、一気に全快は難しい症状です。
だが、しかし☝
ここでポイントは、2日後のダンス大会までに何とか支障なく動かせるようになりたいという希望と、2日後のベストコンディションを考えて、体に負担がかかる可能性、外部から力を加えて急に体のバランスを変化させるというリスクのある施術メソッドを避けなくてはならないということ。
そこで、ウエルネス操体法の出番です!
操体法には、<動くところから動かす>という考え方があります。
<動くところを気持ちよく動かしていれば、動かないところも陰で動いている>ので、痛いところを無理やり動かして改善しようとしなくても、つられて動作が良くなるという論理。
特に体の左右バランス、動きに違いがある場合には目に見えて判りやすく、有効だと思います。
さて、今回はベッドに腰かけて座っていただき、左右の腕の動きと痛みを比べて、ご本人に認識してもらいました。
先ずは問題の無い右腕を幾つかの操体法のコツに従って、抵抗をかけながら十分に動かしました。
そして、左腕を動かしてみると、断然可動域が広くなって、動かせます。
その後に、ほぼ痛みも感じなくなった左腕を、無理のない力加減で、可動域と痛みを確認しながら十分に動かしました。
両腕ともに、腕を少しだけ動かしづらいように適度な抵抗をかけながら動きを導く、問題のある部分と角度にピンポイントで狙いを定めます。
そして、動きを念入りに繰り返すことにより、動かそうという意識が高まる、神経を集中することが大切です。
改善の理由の1つは、このことで脳が刺激され、左右同じように動くべき本来の姿を思い出し、バランスを整えようという働きを自分の内側から引き出すからだと思います。
腕だけでなく全身の施術も含めて数十分後には、左腕は耳についてシャキっと真上に上がり、ぐるぐる肩も回せました。
ご本人もアラ不思議!と喜んでいただけました。良かった!
ダンス頑張ってくださいね。
Buena Suerte! by さな
登録:
コメントの投稿 (Atom)
冬の養生『ブラックトルマリン石のホットストーン』でパワーアップ!
この冬は『ブラックトルマリン石のホットストーン』を体験してみませんか? ポッカポカの黒い石、鉄を含む濃厚な質感をホットストーンとして取り入れられたら。。。。ということで、なかなか入手困難な、マッサージに適したサイズのブラックトルマリン石を現地から買い付けいたしました。 この冬の...
-
【里芋の湿布】 って聞いたことがありますか? ウエルネス操体法の勉強会では、医療関係者、スポーツ指導者の方など、ウエルネスに携わる専門家の方々にお会いする機会も多いです。 私はそこで、 里芋の湿布って抗酸化作用がスゴイ強いんだよ 、と教えていただきました。 「20~30...
-
2016年10月の記事転機 10/8(土)に小金井市民文化祭の「ウエルネス操体法で若返ろう」という体験イベントに参加させていただきました。 ウエルネス操体法協会の会長、 池田克紀教授 のレクチャーも面白く、参加者の皆様も楽しそうでした。 今、 ノーベル賞で話題...
-
こんにちは。 2017年のお正月に真剣に考えました。 今年は何をすべきか? 花粉症の症状軽減!カラダ革命活動☆ ボディ・マネージメントは大切な自己管理の1つ、今年こそ花粉を克服、軽減したいと強く思いました。 自分の体をコントロールできてない私、自分に負けてない...
0 件のコメント:
コメントを投稿